EIDA期間中はArabian Dance School はお休みでしたが、フェスティバルが終了した翌日から通常クラスに通いました。
月曜から土曜まで毎日クラスがあり、これがその時間割です。 ゴチャゴチャ印がしてあるのは私が受けていたクラスです。
こちらは"Sala MAHMOUD REDA" で行われるクラス(↓)
こちらがもう一つのスタジオで行われるクラス(↓)
ADSはベリーダンスの「教室」ではなく完全に「養成校」で、
生徒は毎年1月に登録、5年で全課程を終え、身体能力だけでなく舞踊家としての知識と教養も備えた完全無欠のダンサーたちが毎年この学校から巣立っていくのです。
クラスは校長であるアミールと彼の両脇を固める
ヤエル・トルチンスキーと
ユセフ・コンスタンチーノ、そしてその他6人の講師が指導しています。 学べるカテゴリーはオリエンタルやフォークロア以外にもダブカやボリウッド専門のクラスも。
私は主に
1年生から4年生のクラスを中心に1日3〜5コマ受けていました。
1クラスは1時間ですがどのレベルも大変密度の濃い教育内容で、1年生のクラスといえど、生徒のレベルは身体能力・音楽の理解・センスなど諸々の意味で、日本ならば(あくまで大雑把ですが)ベリーダンス歴3〜5年の人に相当すると思ってよいでしょう。
ADSでは2年生からジルやアサヤも加わり、1年生以外は振付の難易度が高いです。 2年生の振付ともなると、プロがそのままステージで踊っても何ら遜色ないでしょう
一般的に言って海外のWSでアミールが教える振付よりも全体的に難しいかもしれません。
以前このスクールに短期留学した友人から
「アミールは海外で教えるときはニコニコして『優しいお兄さん』って感じだけど、アルゼンチンの自分のクラスを教えるときはキャラが180°豹変して超厳しい。出来ないと猛烈に怒る
」と聞いていましたが、「猛烈に怒る」ほどではなかったけど確かになかなか厳しかったです。動きが冴えなかったり、ちゃんと理解していなかったりするとすぐに檄を飛ばされる(笑)

責任感を持って教えていればある程度厳しくなって当然なので、WSとは違う緊張感があって良いですよ。以下は私が参加したクラスの内容です。
<アミールのクラス>
1年生
テクニック中心・毎回10種類程度のショートコンビネーション練習&ドラムソロ振付
1.5年生(変な訳ですが "1ano avanzado=advanced 1st year)
テクニック&ちょっとボリウッドフィーリングなポップス振付
2年生
アサヤ振付
本当にこれが2年生の振付?! 小粋で楽しいけどかなり難しいぞ!
3年生
ジル振付&最後にフュージョン振付ちょこっと(ヒップホップ的ステップ多し!)
4年生
アラブ歌物振付
ときどき入るJazzyな部分とトラディショナルな感じが融合して程良いドラマティック感が「THE☆アミール・タレブ」 それにしても4年生にもなると圧倒的に上手い!
5年生
難しすぎて記憶喪失・・・一体何が起きたんでしょう?私は誰?ここはどこ?
<ヤエルのクラス>
1年生
アミールのクラス同様テクニック中心。
2年生
ジル振付 & サイーディのステップバリエーション
ジルで使った曲はヨースリーの昔のCDやヴァージニアのCDに収録されている有名な曲。
でも解釈が違うとまた一味違って新鮮。
3年生
ベール(シングルとダブル)
4年生
コンビネーション&オリエンタル振付"Al Houriyah"
最初にエクササイズ的にやるコンボは、ピルエットやターンを多用するオリエンタルのオープニングに適したものから、ハリージのシークエンスなどがありましたが、いずれも単に習った振付を踊るだけではなく、プロフェッショナルダンサーが振付を作る上で知っておくべきオカズが満載。しかも斬新。
このオリエンタルはEIDAのWSで教えていたので唯一最初から習えた振付です(ホッ・・・)
クラスで続きをやりましたが、ため息が出るほど美しくエキサイティングな展開に感動しました。ヤエルは一見シンプルな動きについてもフィーリングの使い分けで駄目出ししてくれたり、各トラベリングステップでどのように空間を意識すべきか、顔と体の向き云々・・・など掘り下げて論理的に説明し、どんなに微細な点も見逃さず指導してくれる一流の真の指導者だと感じました。踊りそのものだけでなく、教え方を学ぶという意味でも勉強させて頂きました!
最後にヤエルとクラスの皆と記念写真
どのクラスも私が参加した時点ではすでに振写しは最後まで終わってしまっていて、仕方がないので、一度最初に見ながらついていく→細かい不明な箇所は1回休んで見て確認→また参加・・・といった形で何とか覚えました
習った振付のビデオ撮影はNG。 その場でメモとりをしている子が多く、その日に教わったことはしっかり覚えて消化して来ることが無言のうちに課されています

何とかフォローできるように考えるのも勉強の内、ということでしょう。
「えー?!そんなの意味分かんな〜い!!」
などと文句をたれてはいけません
そう言いたい気持ちも分かりますし、私もクラスを受けてハードに感じましたし、4年生のクラすでヤエルに(スペイン語で話していたので何となく分かっただけですが)「振付がどんどん複雑になってきて、覚えきれないんです。なんか脳みそがブロックしちゃってるみたい・・・」と
ヤエルに相談している娘がいましたが、ヤエルは「そうね、そういう時もあるわね。でも大丈夫よ

頑張れば」みたいな会話をレッスン後に聞いたりもしました。
基本的に踊りはとても楽しいものですが、いつまでたっても楽しいだけでは勉強にならないですし、皆 失敗や挫折を繰り返してそこから学んで成長するのですから、振付が覚えられないからと言って落ち込んでいる時間があったら勉強せい!という踊りの神様からの愛の鞭だと思えばよいのです

水戸黄門でも
あ〜とか〜ら来〜たぁのぉ〜に追〜い越〜さ〜れ〜/泣くのが厭な〜ら〜/さ〜ああ〜る〜け〜
って言ってるでしょ
熱くて辛くて温かいヤエル先生と2ショット

(↓)
また習える日が待ち遠しいです