「あの日」からちょうど1カ月。
様々なことを考えさせられる一カ月でした。
被災者の方々へのサポート、東北地方の復興、日本のエネルギー政策への反省、等々課題は山積みです。
現在、日本中・世界中に支援の輪が広がり、被災者の方々を支えたいと多くの人が思っています。
が、残念ながら人間は身勝手で気まぐれな生き物です。
私たちが今行っている支援を一時的なものに終わらせず、個人も企業も長期的な努力を持続していかねばなりません。
今回の地震・津波という天災に追い打ちをかけるように起きた原発事故。
今回のような15メートルにも及ぶ大津波を想定していなかったという意味でも人災ということになりますが、そもそも歴史上何度も津波に襲われている地域に幾つも原発を建て、クリーンエネルギーという名分のもとに自分たちの生活の便利ばかりを優先し、東北の人々にだけリスクを負わせてきた都市部に住む私たちの責任であり、申し訳なさでいたたまれない気持ちになります。
また、事故発生から自らの被曝の危険も顧みずに現場で不眠不休の作業に携わっている方々の身が案じられます。
この度の震災と原発事故で私たちの政府や企業の首脳部の対応のまずさが際立っていますが、これもある意味、私たちが政治や経済のリーダーを選ぶ上での視点というものが問われていると思います。百歩譲って、このような事態において彼らも大変だということは理解しますが、非常時に尻込みして迅速な対応が出来ない人たちにリーダーの資質があるとは到底思えません。上にお伺いをたてなければ物事を動かせず、厄介な仕事は全て下へ・・・。
「優しさ」や「協調性」というのは人間の美徳の一つです。が、時には今回のように一刻の猶予も許さない状況で、何をどうすればベストなのかが分からない時に、それでも決断することを迫られる局面においては、日本的組織のコンセンサス云々は大きな障害です。下手に決断して、あとで責められたくないといって手をこまねいていて被害と犠牲が更に拡大。。。
決定を下した結果、たとえ後で責められたとしても行動を起こすことが出来る人にこの国のかじ取りをしてほしいと思うのは私だけでしょうか。
長くなりますが原発事故といえば、7年前ある短編フィルムを見て私は非常に大きな衝撃を受けました。
チェルノブイリの原発事故が及ぼした影響を アメリカの女性監督が鋭くえぐり出したドキュメンタリー作品 "Chernobyl Heart"
この間 偶然 YouTube で再び見ることが出来ましたので、皆さんにも是非ご覧下さい。
パート1(↓)
http://www.youtube.com/watch?v=38Q6cZrK5Ss&feature=related
パート2 (↓)
http://www.youtube.com/watch?v=e5yXHoqElbk&feature=related
パート3 (↓)
http://www.youtube.com/watch?v=JjH2Jivx2aM&feature=related
原発事故の影響により 「チェルノブイリハート」と呼ばれる重大な心臓疾患や甲状腺癌を抱えて生まれた子供たち、その多くは手術を受けることもできず亡くなっていくこと、高濃度の汚染地域に「他に行く場所がない」と言って住み続けるお年寄りたちの姿が映し出されています。
原発に異を唱えると必ず、「じゃあ、代替エネルギーはどうするんだ?」と切り返されシュンとなりがちです。たしかに代替エネルギーの確保は容易ではなく、しかも今更原発を全廃するのは現実的ではありませんが、他の選択肢と共存させて原発依存度を減らすことは可能なはずで、そう考えている人も多いと信じています。が、私たち一般国民の考えとは裏腹に、色んなところで利害が複雑に絡み合っているのですから性質が悪いですね。
それでも一番必要なことは 忘れないこと。
歴史から眼をそらすことが次の悲劇を生むのですから。。。